NORIES CUP 2014

2014年5月11日(日)、茨城県牛久沼にたまやボート主催、ノリーズ協賛による「ノリーズカップ」が盛大に開催されました。
メインゲストの田辺哲男プロ、そしてノリーズプロスタッフの鶴岡克芳プロも参戦。
今年もラージマウスバス1匹のウエイト勝負というビッグフィッシュレイクならではのレギュレーション。
価値ある1匹を手にすべく、総勢73名の選手が思い思いのゲームを繰り広げました。

Report

例年、優勝は50アップというこの大会。牛久沼のポテンシャルを知るエキスパートたちが狙うのは半プリ、もしくはアフター回復のメスでしょう。
当日の天気は快晴無風。さすがにハードベイトゲームには無理があるだろうと思っていると、案の定、スタート前に田辺プロから「風が吹くまでは巻くな」というアドバイスがありました。
例年であれば、朝からクリスタルSやボルケーノグリッパーなどでの強い釣りでビッグフィッシュを狙いに行く選手が多いのですが、今年は田辺プロのアドバイスを信じてかスローな展開をする方が多い様子でした。
昼頃から弱い風が吹いたものの、ほぼ無風というコンディションが長く続いたトーナメントタイム。ウエイイン率も厳しくなりそうな予感がしていましたが、蓋を開けてみると73名中19名という好釣果。
そして今年も優勝は50アップ!51cm、1,860gをウェイインした高野選手が栄冠を手にしました。
この日、バスを手にした選手のほとんどがソフトベイトでのスローな展開だったとのこと。コンディション的には厳しい中、約25%の選手がバスを手にできたのは、強い釣りを知りつつも、それが有効となるコンディションか否かを的確に判断できる各選手の経験があってこそだと言えるでしょう。
また、この日は発売間近の3”フリップドムを参加者全員に配布したのですが、それでキャッチされた方も数多くいらっしゃいました。

TANABE´s Game

参加者に少し遅れてスタートした田辺プロ。「今日はソフトベイト以外だとトップ系のプラグかバズ、あとはフロッグぐらいじゃないかな」と言いながら手にしたのはホショクオン(プロト)。巻きの釣りでは追い切れないバスを、止めて誘えるトップウォーターで狙っていきます。
パラガマやアシ際など、バスのポジションを見極めるべくエリアをまわっていきますが、東谷田川上流方面の水はあまりよくない様子。それならばと本湖とのインターセクション付近まで移動し、ヒラクランクギル110F(プロト)や3”フリップドムをローテーションしながら探ることに。
矢板へとフリップドムを落としていくと、ラインが横に走りフッキング!ところが、次の瞬間に空中を舞ってしまうサイズで、田辺プロも思わず苦笑い。
「そんなに水はよくないけど、これでも食っちゃうんだね。だったらこのエリアをじっくりやってみるよ」と言いながら流していきます。
矢板からパラガマに変わった所で、その奥まで3”フリップドム(031:ブラックエメラルド)
を送り込むと、ひったくられるようなバイトと同時にロードランナー ストラクチャーST730JHが大きく弧を描きます!「ジャングル」の名を冠するシリーズの性能、パワーをいかんなく発揮してキャッチしたのは、1,650gのアフター回復系のメス。
「このバスを手にしたいがために牛久沼へ通い続ける」そんな価値ある1匹との出会いに、田辺プロからは満面の笑みがこぼれていました。

3”フリップドム 031:ブラックエメラルド
2014NEW

TSURUOKA´s Game


先日プラクティスに入った際の感触から、次の産卵に向けて動く半プリ、もしくはプリを狙っていく展開を考えました。前半はガマの張り出しなどを撃っていましたが、なかなかバイトがなかったためにインサイド側へとシフトしてしまったとのこと。
エスケープツイン(351:バンドウカワエビ)の7gチェリーリグ、ロードランナーストラクチャーST720H、フロロ16 lb.で、アシ際に落として650gをキャッチ。
「グッドサイズは外側に出ているって分かっていたのに、それをやり切れずに岸寄りを撃ちに行ったのがダメでしたね」と、本人的にはかなり悔いの残るゲームになってしまったようです。

エスケープツイン 351:バンドウカワエビ


TOP 5 Angler's Pattern

Winner 1,860g 高野雅彰 選手

普段から牛久沼に通い込み、今年は40アップを13匹、内50アップを2匹キャッチしているという高野選手。タックルはエスケープツイン(122:アオザリ)にバイトパウダー エビをまぶし、リグは1/2oz.テキサス、ロードランナー ヴォイス760JH、フロロ20lb.という本気のフリッパー。
狙っていた中流域のパラガマへ朝イチに入り、一投目でキャッチしたのが優勝を決めたビッグフィッシュでした。奥行きのあるガマを狙うため、あえてオーバーヘッドキャストで先のアシに一度乗せて着水音によるプレッシャーを少なくし、そこから手前へと引いてきたとのこと。無風だったので、ガマを揺らさないように引っ張ってくるソフトなアプローチで食わせた1匹だったそうです。

エスケープツイン 122:アオザリ バイトパウダー エビ


2nd Place Prize 1,700g 松田忍 選手

東谷田川のワンド状になった場所で、ガマの先端にある杭をオーバルヘッドジグ3/8oz.にクロー系ワームをセットして狙ったとのこと。食い気のあるアフターから回復したグッドサイズのメスをキャッチしての入賞です。

オーバルヘッドジグ

3rd Place Prize 1,470g 西山和海 選手

終了1時間ほど前、竹杭とガマが絡んだスポットでエコギア・ファットクローを使い、ピックアップ時に追い食いしてきたとのこと。牛久沼での初バスがこのビッグフィッシュで、見事入賞を果たしました。

 

4th Place Prize 1,410g 横山龍治 選手

3月初旬から牛久沼に通っていて、まだ2匹しか釣れていなかったという横山選手。
本湖のガマでバイトを得たもののすっぽ抜けてしまい、細見橋まで上がって3”フリップドムを使いキャッチしたのが1,410g。その後エスケープツインの直リグでも掛けましたが、バラしてしまったそうです。

3”フリップドム


5th Place Prize 1,340g 小笠原敏幸 選手

西谷田川の張り出したパラガマの中を狙い、エスケープリトルツインの7gテキサスでキャッチ。そのスポットで2匹掛けたそうですが、その1匹がグッドサイズだったとのこと。

エスケープリトルツイン