NORIES CUP 2015
バス一匹の価値をあらためて確認させてくれ、アングラーの方々に感動を与えてくれる牛久沼にて、「ノリーズカップ」が今年も2015年5月10日(日)に開催されました。 参加者は過去最高の87名。メインゲストは田辺哲男プロ。さらに今年は、荻野貴生プロ、鶴岡克芳プロ、城ノ上巧プロも参戦し、ノリーズの精鋭プロスタッフが牛久沼に集結。 牛久沼ならではのブタバス 1匹のウエイト勝負。今年はどのようなドラマが待っているのか!?
田辺哲男 | 荻野貴生 | 鶴岡克芳 | 城ノ上巧 | 伊藤 巧 |
Report
春の牛久沼ということで、ビッグフィッシュ(いわゆる牛久沼の“ブタバス”)のウエイインもおおいに期待される大会で、選手のタックルセッティングもストロングなものが多数。事前のたまやボートの情報では、クリスタルSやエスケープツインが好釣果の様子。また、大会前日に田辺哲男プロが動画撮影をしていて、朝からバズベイトでいい釣りをしたこともあり、バズベイトもみなさまの戦略に組み込まれたことでしょう。 | |
スタート前のミーティングでは、田辺プロから釣り方のアドバイスがあり、「昨日はバズベイトで3本、いいサイズのバスが釣れたけど、いまの季節進行の感じだと本命はフリップドムとかのノーシンカーワームをフォールさせる釣りだね。そして釣るための一番の近道はノリーズのルアーを使うこと!」との発言に一同笑いながらも、うなずいている方々も多かったです。 | |
6時30分、桟橋から離れて、たまやボート前、東谷田川方面、本湖・西谷田川方面へと進行方向ごとにスタート準備をして、伊藤巧プロの「スタートです!」の掛け声とともに一斉にスタートしました。 スタートした直後、たまやボート前ではボルケーノ グリッパー 3/8oz.にビッグフィッシュが水面を割り、バスをキャッチしている選手もいました。朝から楽しませてくれ、歓迎ムードの牛久沼では、どのようなドラマが待っているのでしょうか? | |
ウエイインが始まったのは13時30分。次々とビッグバスが持ち込まれました。しかし、1,500gを超えるビッグバスをキャッチしても表彰台に上がれない大会が「牛久沼 ノリーズカップ」。本当にたくさんのブタバスを見せていただきました。 最終的にウエイインされたのは87人中19人。そんななか、今年もやはり2kgオーバーが持ち込まれる結果となりました! ジャスト2,000gをキャッチした小林選手が、2015年 牛久沼 ノリーズカップを見事に制しました! | |
試合後には、田辺プロと荻野プロの漫才のような掛け合いセミナーが開催され、牛久沼というすばらしいフィールドの話と、ボルケーノⅡのチューニング方法などを楽しく解説してもらい、その後は表彰式。最後にジャンケン大会なども行われ、1日を通して楽しいイベントとなりました。 |
TANABE´s Game
ノリーズCUPの前日には、動画撮影のために牛久沼で取材をしていた田辺プロ。朝一からボート屋前のハス畑で3尾のグッドサイズのバスを釣り、取材は大成功。その後は、ノリーズCUPのプラクティスもかねて東谷田川を上りながら広範囲をバズベイトでチェックしたものの、生命反応を得られず。 「たまやボート前のハス畑は、朝一だけマブナとかの魚が元気なんだよね。たぶんハスの下に付いている虫とかを食べるためにマブナが浮いているんじゃないかな。まぁでも、アシ際もインサイドの水が悪いから、明日は岸からちょっと沖でフリップドムのノーシンカーとかが釣れそうだね」。との予想でした。 当日は、参加者に少し遅れてスタートした田辺プロ。厳しいと予想をしていたものの、前日好調だったボルケーノ グリッパーの3/8oz.と1/2oz.、ボルケーノⅡで、たまやボート前のハス畑を流していきます。しかし、反応がないまま時間が過ぎ、次第に強風が吹き荒れてきました。 「みんなちゃんと帰着できるかな?」と心配しながら、次に手にしたのはガンタージグフリップ+ビッグエスケープツイン。「これだけ強く風が吹いていれば、バスにルアーを見つけさせたもの勝ち。風が吹いてからアシ際インサイドの水もよくなってきたね」。 その後も、エリアを何ヶ所か移動しながら、ガンタージグフリップ+ビッグエスケープツインとフリップドムで攻めましたが、アタリもなく時間が過ぎていき、最後はたまやボート前のハス畑でバズベイトを流して帰着。「いやぁ、さすがに風が強すぎるね。みんながどんなブタバスを釣ってくるのか楽しみに待つよ」。と笑いながら納竿となりました。
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TOP 5 Angler's Pattern
TOP 5
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Winner 2,000g 小林 準 選手ノリーズカップの為に2回もプラクティスを行うもノーフィッシュ。牛久沼は一筋縄では釣れないので、信じて投げきる事にしたそうです。「朝一から東谷田川上流域をひたすらエスケープツインとフリップドムでアプローチするもバイトがなく、風が強くなったタイミングでアシ壁をバックスライド系ワームでアプローチしたところ、2kgフィッシュがもんどりうってバイトしてきました。あまりにもビッグフィッシュだったので、脚が震えました!」 |
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2nd Place Prize 1,690g 柴田 智志 選手「前日にプラクティスを行ったんですけど、目の前で田辺さんがボルケーノ グリッパーでナイスサイズをキャッチしているのを見まして、今回はバズベイトとエスケープツインで試合を組みました。東谷田川上流にて、前日にミスをしたカバーにエスケープツインのスモークマスタードをジカリグ5gでアプローチしたところ、落ちパクでバイトが出ました。それが朝一にあっただけで、それ以降は何もなかったです。
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3rd Place Prize 1,640g 唐澤 健治 選手西谷田川の東岸を上流に撃ちながら流していくもバイトがなく、その時、対岸でフローターの方が木の近くで釣っているのを発見。それで釣りをシフトし、ウッドカバーを中心に撃っていったら、西谷田川を出たところの木の根元で念願のビッグバイト!が出たそうです。「ルアーは、ビッグエスケープツインの3/8oz.ビフテキリグで、落ちパクでキャッチできました」。 田辺プロ「3/8oz.とは、なかなかヘビーウエイトだね! ルアーもビッグエスケープツインとは! なかなか漢気のある釣りだね」。
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4th Place Prize 1,620g 中川 貴雄 選手「東谷田川を上流に向かいながらアプローチを開始すると、早々にバイトがありましたが、ミスバイトですっぽ抜けてしまいました。風が強くなる前に、たまやボート対岸でエスケープツインのブラッシュパイルクローの10g テキサスリグをガマの中へアプローチしたところ、釣れました。カラーは、にごりの具合によって、ダッピとブラッシュパイルクローを使い分け、1匹ずつ釣りました。撃った後にステイを織り交ぜる事で、バイトさせることが出来ました」。
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5th Place Prize 1,600g 松田 拓也 選手「東谷川上流に入ったら他に人がいなかったので、テキサスリグとかラバージグを撃ち続けました。しかし何も反応が無く、タフな状況でこそフリップドムの出番と思い、アプローチ開始するとすぐにバスをキャッチする事が出来ました。田辺さんがオススメしていた通りに、ネイルシンカーを入れました。シンカーウエイトは、それしか持っていなかったので1.8g。まぁ、風が強かったのでちょうど投げやすくなりました。フックは5/0。カラーはスモーカーブルーです」。 田辺プロ「あの色を入れたんだ! ブルー系ってワームのカラーの中では最強なんだよ。俺の位置づけでは、ブルーが存在感No.1。2番目がオレンジ系。だから牛久沼でも、やっぱりブラックブルーなんかがド定番だし。青を投げたのは偉いね。気持ちいい釣りができたね。おめでとう!」 「今年、ノリーズカップの練習で2回牛久沼に来たんですけどノーフィッシュで。それでもあきらめずに釣りをした事により、1,600gのビッグフィッシュをキャッチできました」。
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