NORIES CUP 2015

関東でも有数の60cmアップが釣れるビッグフィッシュレイクにして、国内でも最大規模のレンタルボートレイクである亀山湖にて、初開催となる「ノリーズカップ」が2015年6月21日(日)に開催されました。 「のむらボート」様と「つばきもとボート」様のご協力のもと、満艇で出船いただき、96名という非常に多くのアングラーで賑わいました。そして今回も、ノリーズ プロスタッフが多数参戦! 田辺哲男プロをはじめ、荻野貴生プロ、鶴岡克芳プロ、石井 真プロ、城ノ上巧プロ、伊藤 巧プロ、そして今期より新たにスタッフとして加わった津輕辰彦プロが亀山湖に集結しました。

石井 真
田辺哲男 荻野貴生 鶴岡克芳 石井 真 城ノ上巧 津輕辰彦  伊藤 巧

Report

梅雨入りし、今にも雨が降り始めそうな曇天で幕をあけた「のむらボート ノリーズカップ」。 受付時には、参加者全員に発売直前のフリップギルをプレゼント。最近の亀山湖で圧倒的な釣果が出ているルアーだけに、多くのアングラーが朝一からタックルにセッティングしていました。 レギュレーションは、30cm以上のバス2本の総重量戦! 連日降り続いた雨の影響で、水温が低下し、なおかつ水がクリアアップしてバスがナーバスになっているという厳しい状況の中、アングラー各々のドラマが始まりました!

スタート前、曇天の下で田辺プロから「レンタルボート数にしても、どのボート屋でもトイレを借りられるルールなど、全国で注目されている亀山湖の環境は本当に素晴らしい。そして沢山のアングラーが足を運んでいるからこそ、マナーもしっかり守っていこう」。との挨拶があり、参加者全員が聞き入っていました。
多くのアングラーが一斉に思い思いのエリアへ向かう、胸が高鳴る瞬間。それぞれにいったいどんなドラマが待っているのか!?
水温低下と、水がクリアアップしたバットコンディション。雨水の影響を受けづらいエリアが釣果にはキーとなったようです。

厳しい状況ながらも57名がウエイイン! ビッグフィッシュが数多く持ち込まれました。キロオーバー2本でそろえなければTOP5のお立ち台には上がれないハイウエイト戦で、さすがは激戦区の亀山湖。レベルの高い試合となりました!

田辺プロと荻野プロのセミナーでは、今期新発売となる「ロードランナー ヴォイス LTT」について、機種ごとに丁寧に解説。名竿 ロードランナーを生み出した田辺プロと、ロードランナー使いとして、長年右腕として使ってきている荻野プロのセミナーは、皆が真剣に聞き入るほどの濃い内容となりました。

 

TOP 5

上位5人の方々は、全員が2キロを超えるウエイトを持ち込むハイウエイト戦となりました。そのなかでも、2位の石井選手と5位の松田選手は、発売前のフリップギルでキッカーをキャッチし、表彰台に上がりました。

田辺プロ「釣ったバスのビッグフィッシュ率が格段に高いフリップギルは、ノリーズカップでは必須アイテムになるよね」。

セミナーと表彰式の後は、おなじみのじゃんけん大会。豪華商品が多く、全員が景品を手にすることができ、会場は非常に盛り上がりました。 ご協賛頂きました のむらボート様、つばきもとボート様、オンリーワン様、コロンビア様、遊心T-Style様には、あらためて御礼申し上げます。

Winner 小澤 義一 2,655g
2nd 石井 一樹 2,635g
3rd 渡辺 大起 2,435g
4th 石山 大介 2,225g
5th 松田 豊久 2,065g

TANABE´s Game

参加者全員のスタートを見送った田辺プロは、魚探を見て「サーモクラインが2m前後にでているね。下の層は雨の冷たい水じゃないかな? こんな感じで雨水の影響がハッキリでてるエリアでは、魚が沈んでいるかもな……」と、言葉を残して、雨の影響が少なそうな笹川方面へボートを進めました。

要所要所をダイラッカ38gとフリップギルの3.5gテキサスリグで流していくという、あくまでもビッグフィッシュのみに的を絞ったゲームを展開し、笹川の立ち木エリアまで辿り着きました。 そこを通ったアングラー全員がルアーを投げたであろう、完全に一級スポットの目立つ立ち木にダイラッカを一投したところ、フォールでグゥと重くなるバイト! 田辺プロ「立ち木にフォールさせたら、リアクションで一気に食いにきた感じだね。まったくしゃくらせてくれなかったよ。ダイラッカは一気にバスのスイッチを入れさせられる、すごいルアーだよ!」。 ダイラッカを襲ったビッグフィッシュは、45.5cm 1,500gオーバーのビッグフィッシュ。ロッドはロードランナー ヴォイス LTTの660H。 田辺プロ「ダイラッカゲームには、今まで導入していなかったけど、LTTの660Hは全体的なパワーからくるメリハリのあるリフトアンドフォールとフッキングパワーを兼ね備えながらも、6フィート6インチの取り回し易さも両立しているすごい竿に仕上がっているよ」と、田辺プロもご満悦のゲームとなりました。

DAIRAKKA

TOP 5 Angler's Pattern

Winner 2.655g 小澤 義一選手

「京兵衛ワンド(最奥に小さいインレットがある)の水深30cmぐらいの場所で4本釣って、そのうちの重い2本をウエイインしました」。高比重ワームを浮き草の中にポチョンと入れて、軽くシェイクして釣っていたそうです。他のエリアも回りながらこのエリアにも何度か入りなおしたそうですが、釣れたのは午前中の1時間ぐらいの間だけだったとのこと。釣れる時間にいいスポットに入れたことが優勝の決め手になったようです。

2nd Place Prize 2,635g 石井 一樹選手(Big Fish:49.5cm 1,830g)

朝一は藤林の立ち木エリアに入って、フリップギルの5gテキサスリグで500gサイズを何匹か釣ったとのこと。立ち木に引っかけてシェイクすると食ってくることが多かったようです。「ただサイズが小さかったので林道下に移動して、立ち木と竹が絡んでいるエリアにギルがいたので、遠くからフリップギルを投げたら1,830gのビッグフィッシュが釣れました」。当日参加者に配布されたフリップギルのグリパンブルー1本で、ビッグフィッシュを含む合計5本のバスを釣ったとのことで、開発した田辺プロも驚愕でした。

3rd Place Prize 2,435g  渡辺 大起選手

「笹川がホームなので、スタートしてから笹川に一直線でいきました。レイダウンとカバーが複合したところで回遊待ちをして、回遊してきた見えバスに虫系ルアーとネコリグで食わせました」。いつも回遊している場所で、当日もかなりのバスが見えたとのことで、亀山湖に通っているからこその結果が出たようです。「40~45cmのバスが4~5匹のスクールでバンバン入ってきました」という驚きのコメント。

 

4th Place Prize 2,225g  石山 大介選手

漆淵対岸の立ち木があるエリアで、ノーシンカーで45cm 1,410gのグッドサイズを釣ってきた石山選手。もう1本の800gを含めて、同じエリアで複数匹を釣ったとのことです。 田辺プロ「いい時間にいいエリアに入ったんだね。おめでとうございます」。

5th Place Prize 2,065g 松田 豊久選手

おりきさわの上流で、ラッテリーナタテールフリップギルで釣ってきた松田選手。フリップギルはブッシュが絡むスポットで、ふらふらしている見えバスにロングディスタンスでアプローチしたら着底直後に食ってきたそうです。同様にキロフィッシュを含む3本を釣り、そのほかにも見えた魚はすべてナタテールで釣っていったとのこと。ナタテールは、ノーシンカーワッキーをPEライン0.2号にフロロ5lb.リーダーのセッティングで使っているそうです。「2kgぐらいそろえてから藤林の方まで下りてきたんですけど、もうひと通り釣られた後でダメでした」