NORIES CUP 2017
2017年6月11日(日)、牛久沼のたまやボートにて「ノリーズカップ」が開催されました。例年では5月のゴールデンウィーク明けに開催してきましたが、今年は“5月のスポーニングシーズンにはライブウェルの使用を自粛しよう”という考えから、6月のアフタースポーニングの時期となりました。
大会当日は、霞ケ浦で「W.B.S」、利根川で「TBC」、新利根川で「鋼派」という大きな大会がありましたが、牛久沼の「ノリーズカップ」も負けじと79名の方々にご参加いただきました。また、昨年はボートの予約が1週間かからずに満艇となってしまったことを受け、今年は事前に予約開始日と時間をホームページ上にて告知させていただきましたが、なんと受付開始1時間で予約が埋まってしまったとの状況に、レンタルボートトーナメントの盛り上がりを感じます。 メインゲストは田辺哲男プロ。さらに、ノリーズプロスタッフとして亀山湖などで活躍する鶴岡克芳、城ノ上巧、利根川や琵琶湖でプロガイドとして活動している荻野貴生といったトーナメントの釣りを得意とするノリーズの精鋭プロスタッフたちが牛久沼に集結。 バッグリミット「1匹」という、誰にでも1発チャンスがあるようにも感じる勝負。結果はいかに!?
田辺哲男 | 荻野貴生 | 鶴岡克芳 | 城ノ上巧 |
Report
直近の釣果情報では巻きモノよりもテキサスリグなどの撃ちモノの方が釣れている様子。たまやボート桟橋前のハス畑も生え方や量が毎年異なるようで、大会前には「絶対的な王道パターンは『エスケープツイン』しかない。」という声がちらほら聞こえていました。 | |
スタート前には、田辺プロから「直前の水曜日に取材で牛久沼に来て、曇りで風があって『コレはイケるでしょ』ということで巻きまくってデコりました。どうやら田んぼからの茶色い水が悪そうで、エスケープツインとかのスローダウンゲームを8割ぐらいでプランニングした方が魚に出会える確率は高そうです」。という状況予想と釣り方のアドバイスがあり、参考にされた方も多かったと思います。 | |
レギュレーションの説明などの後、6時30分に予定通りに一斉スタート。スタート直後から岸際のアシを撃っていく選手たちもいれば、思い思いの目的地に向かってハイバイパスで進んでいく選手たちに分かれました。なかにはエレキを付けずに手漕ぎで出船する選手もおり、みなさんの真剣さから牛久沼の手ごわいバスを釣るためには一筋縄ではいかないことが感じられました。 | |
帰着締め切りは13時30分ですが、ウエイインが開始は12時00分から。例年だと1時間30分の時間を残しつつも、すでにやり切った選手たちが続々と帰着してくるのですが、今年は涼しめの気候のおかげか早期帰着の選手は少なめ。 そして、見事ブタバスをキャッチして帰着されたのは、83人中12人。アフターの個体が多く、2kgオーバーは出ませんでしたが、持ち込まれたバスの半分以上が1,200gオーバーという牛久沼らしいハイウエイト戦となりました。 そしてこのハイウエイト戦を制したのは……、ノリーズ プロスタッフの鶴岡克芳選手!ただ一人 1,700g台のバスを持ち込んで、プロスタッフとしての実力を証明してくれました。 |
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試合後には、田辺プロと荻野プロによるセミナーが開催され、「当日展開したゲーム」についてタックル紹介を交えながら解説していただきました。話の中では「フリップギルのネコリグセッティング」や「開発中のプロト製品」などの話で盛り上がりました。セミナーのあとには表彰式と、全員に何かが当たるほどたくさんの景品が準備されたジャンケン大会なども行われ、1日を通して楽しいイベントとなりました。 |
TOP 5 Angler's Pattern
TOP 5
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Winner 1,710g 鶴岡 克芳 選手「メインタックルはエスケープツインの7gチェリーリグ。あとは昨年バラしたりラインブレイクしたリベンジということで、ウエッピング用にビッグエスケープツインの21gテキサスリグを準備して。撃っていった場所は、『奥行きのあるアシ』だと牛久沼の経験が少なくてどこに魚が着いているかよくわからないので、なるべく『距離の無いガマ』や『アシの壁』を狙っていろんなエリアを巡りました」。
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2nd Place Prize 1,590g 高宮 直純 選手アシ際のシャローで船を転覆させてしまい、早めに帰着した高宮選手。足が着くほどのシャローだったため、タックルやライブウェルもすべて回収してそのままウエイイン。「先週、先々週と同じルアーでいいサイズのバスを釣っていたので、今日も釣れるかと思ったらやっぱり釣れてウエイインできました」。 |
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3rd Place Prize 1,570g 松枝 裕太 選手「今日はひたすらエスケープツインを撃ち続けて1匹釣りました。」という松枝選手。3.5gテキサスリグという王道セッティングを西谷田川の木の下に撃ち込んだら貴重なワンバイトを得られたとのこと。1日を通してこのワンバイトのみだったということで、この貴重なワンチャンスをものにできた成果が、3位入賞につながりました。
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4th Place Prize 1,500g 櫻田 清人 選手8時ごろに島周りのエリアで7gラバージグ+エスケープツインで1匹釣り、その1時間後ぐらいに新地エリアの矢板ではフリップドムで釣り、朝イチの魚をウエイインした櫻田選手。「もっとデカい魚を釣りたかったんですけど……」というと、田辺プロからは「こんなに食ってない状況で2匹も釣れれば十分です。」と突っ込まれていました。
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5th Place Prize 1,470g 鈴木 和明 選手エスケープツインのチェリーリグで5位に入賞した鈴木選手。西谷田川の細見橋より手前のエリアに入り、ガマではなくアシで2匹を釣ったとのこと。「奇をてらわずに定番ルアーで釣りにかかりました」。牛久沼にはあまり通っていないものの、普段からエスケープツインのチェリーリグを多用しているとのコメントに、田辺プロ「チェリーリグって理由はよくわからないんだけど、よく釣れるよね」。
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