2010 W.B.S. Pro Classic Report
2010.10.23~24に開催されたW.B.S.Pro ClassicにてNORIES プロスタッフ山本寧選手が見事優勝!!その詳細をレポートします。
Winner's Voice
こんにちは、山本です。 今回で第19回目を迎えた、WBSプロクラシックトーナメント。僕はトータルウエイト9,240g(初日4,120g、二日目5,120g)で優勝することが出来ました。その試合のことを振り返ってみたいと思います。 今年の夏は異常気象で猛暑、酷暑?というべき暑い日が続きました。その名残が10月に入っても残っていて、例年より水温は高く20℃前後で安定していました。月初めに一度、大型台風が通過して水がかなり入れ替わり、ターンオーバーという感じの水にならなかったのが今年の特徴でした。そんな中でのプラクティスでは、9月に行われた第5戦の状況のまま季節の進行があまり進んではおらず、バスのポジションもあまり変わっていないようだと感じました。少しだけ秋らしいと言えば、フローティングベジテーションの魚たちの目線が外側へ向いていて、水平方向のルアーに強く反応するようになった事でした。他に秋らしい要素として、ワカサギのリンクしている流入河川河口、または下流域での大型ストラクチャーにバスが依存し始めた事と、シラウオが石積みや矢板などのプロテクトエリアに出没し始めた事がありました。 今回の試合に臨むという前に、今年1年間強く意識した事は「今を釣る」という事でした。感情という部分ではプラクティスで良かった場所や釣り方などはどうしても強く残りがちですが、相手は魚、それに自然。その瞬間、瞬間のプライムを探すことに1つ1つの判断の重点を置きました。特に選抜メンバーでの少人数のクラッシックにおいては、判断材料に「プレッシャー」という要素が少なくなり、大胆な強い釣りが展開できます。後はローライト、ハイライト、風向き、レンジを軸にどう動くか考えるだけ。そんな事を強く意識して試合を展開したわけです。 それでも初日は苦しい展開で、リミットの5本4,120g、3位で折り返しました。翌二日目。朝から緊張もなく前日同様、朝の数投で1匹目をキャッチ。オーバルヘッド3/8oz. +エスケープツインのスイミングに魚が高反応。大きな縦揺れの水押しが効果的でした。そしてリーズ、フローティングベジテーション、杭、岩盤、石積みなどを、太陽角と風に合わせてランガンし、適材適所でディーパーレンジ、コンポジットスカートのテキサスも織り交ぜてリミットメイク。 そして最後の最後で風あたりのベジテーションで最大魚が反応!今でも忘れられない光景となりました。状況を読み、エリアを選択して強く魚を引っ張るルアーで魚を探すという本来のバスフィッシングのスタイルを生かしきれた最良の展開。そんな体験ができたトーナメントでした。 僕が使っているノリーズ、エコギアのルアー達は魚を引っ張れるポテンシャルがあるルアーです。 また、カバーの奥で掛けた魚を引き出すトルクや、決めたいところで決めるキャストができるロッド「ロードランナー」で心に残る体験が出来ると、自信を持ってこのロッドをお勧めします。突っ込んだだけ、興奮も感動も返ってきます。そんなコンセプトのおかげで結果が出せた事を本当にうれしく思いますこれからもバスフィッシングの王道・強い釣りができるように日々がんばっていきます! |
Winner's Key Item "ESCAPE TWIN"
今回のメインリグに使っていたのはご存じエスケープツイン! 数あるノリーズ・ソフトベイトの中でも強い部類のカテゴリーに僕は位置付けていて、これを使いこなすと、ソフトベイトでの強い釣りが展開できてくるわけです。 僕は霞水系においてはシルエットより水押しや波動がキーになっていると考えていて、特にこのルアーはスイミング時の縦波動が出しやすく、ステインウォーターの霞水系においては特に効果的です! |
Winner's Tackle
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山本 寧 Yasushi Yamamoto『実力派W.B.S.プロ』
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大会画像提供:W.B.S.