Loading...
Advanced Technology and Traditional Craftsmanship for All Gamefish

NORIESA Total Balance of The Highest Peak.

BLOG
2019年10月19日

NORIES CUP 2019 入鹿池

2019年10月19日
BLOG

REPORT NORIES CUP 2019 入鹿池

2019年9月22日(日)、愛知県 入鹿池にて「ノリーズカップ」が開催されました。昨年に引き続き2年目の開催ということで、遠くは東京都や千葉県からもはるばるご参加いただき、75艇・107名が入鹿池に集結。 千葉県を中心に本州に大きく爪痕を残した台風15号のニュースが世間を賑わす中、また新たな台風が接近している状況での開催ということで直前まで天気予報から目を離せずにおりましたが、試合中は雨に降られることもなく、無事に大会を開催することができました。 メインゲストはノリーズを代表して田辺哲男、伊藤巧の2名。前日に本気でプラクティスをしたものの、2名ともノーバイトという結果に……。台風の影響かいつになくタフな状況でのノリーズカップの開催に、はたして結果は!?

田辺 哲男 伊藤 巧

バスは増やすことが難しいので、いまいる魚をこれ以上減らせない。という現状を考えるとライブウェルを使用したトーナメントは今後できなくなってくる。そんな未来の形を見据えたデジタルウエイイン方式を採用しているノリーズカップ。しかし、まだまだ模索中であるトーナメント方式であることも事実であり、今回は田辺プロから直々に検量時の注意点について説明がありました。 「ウエイインするためにキレイに写真を撮ろうとするあまり、バスが暴れて弱ってしまうということが無いようにしたいので、撮影の準備は常にしておいてください。そして釣れたら、0cmの線に魚の口を合わせて置いて、その後は魚の口が開いたりしても気にしないので、魚体を抑えたまま写真を撮ってください。写真のど真ん中に人の手が写っていても問題ないので、魚にダメージを極力与えないようにして頭と尻尾の位置がわかるように撮影してください」。


ひと通りレギュレーション確認や注意事項の説明をした後、一斉にスタート。昨年は手漕ぎボートでの参加者が多いという印象がありましたが、今年はエレキ艇での参加者率がかなり高くなったように感じました。入鹿池は減水のためにオーバーハングなどのカバーは無く、バスが付くのは沖に浮いているワカサギか地形変化。ワカサギは湖の様々な場所に散らばっているため、スタート直後に桟橋前から釣りを開始する選手も多数。逆に、信じるスポットに一直線で進む選手もいて様々でした。


検量には前回同様にデジタルウエイイン方式を採用。朝イチに田辺プロから解説があったおかげか、皆様から手でバスを抑えた写真を送っていただけ、前回よりもバスにダメージを与えずに運営できたと思います。とはいえ、プロ2名をもってしても前日にノーバイトというタフな入鹿池。30cmというキーパーサイズ制限もあったため、ウエイインされた選手は、107人中8人。30cmクラスでも1匹を釣れるかどうかで明暗が分かれる1日となりました。上位入賞者は複数本の魚を釣っていたようで、定番のライトリグパターンであればバスはキャッチできた様子。しかし優勝はボイル撃ちということで、やはり難攻不落のワカサギボールに浮いている中層のバスを攻略できるか否かがサイズの差となったようです。


試合後には昼食休憩を挟んだ後、田辺プロと伊藤プロによるセミナーを開催。2日間完全にノーバイトとなった2人だからこそ語れる、こういったタフな状況で何を考えてどんなことを試しながら1日釣りをしていたのかをたっぷりと話していただきました。釣果の有無にかかわらず、みなさんの今後の釣りに役立つセミナーとなったかと思います。その後は表彰式、参加者全員でのゴミ拾い、多くの景品が当たる抽選会なども行われ、途中雨が降るタイミングもありましたが、1日を通して楽しいイベントとなりました。


TOP 5 Angler’s Pattern

順位 氏名 サイズ(cm) 時間
1 和田 英希 45 10:57
2 杉山 昌史 37 12:33
3 脇坂 敏明 37 12:39
4 越 海斗 36.5 12:50
5 荒尾 一夫 35.5 12:32

 

Winner 45cm 和田 英希 選手

「たまたま釣れてしまった」と謙遜する和田選手。水面でワカサギが追われているような場所を回って、シンキングダブルスイッシャーでボイル撃ちしていたら釣れたとのこと。 田辺プロ「やっぱり、ボトムのバスは小さくて、中層でワカサギに付いているバスは大きかったという結果となりましたね」。


2nd Place Prize 37cm 杉山 昌史 選手

前日にプラクティスした感触から、とにかく1匹釣ることが重要だと判断し、朝イチからレイクサイド裏に入って水深5mレンジを3.5gロングリーダーライトキャロで攻略。結果、レイクサイド裏で3匹、赤壁で1匹の計4匹を釣って2位入賞に結び付けました。ワカサギも多いエリアですが、ワカサギは表層付近にいるので直接は関係なく、狙うのはボトムの地形変化に付きたいバスの回遊を捉えるイメージで丁寧にボトムを釣っていくことがキーとなったようです。


3rd Place Prize 37cm 脇坂 敏明 選手

5位の荒尾さんと同様に「赤壁」エリアを狙った脇坂選手。水深4mの台地から水深7mまで落ちるブレイクに狙いを定め、4mの位置にワカサギ、6mにバスがいる状況で、ブレイクの上から下にかけてダウンショットをシェイクしながらズル引くというテクニックで攻略しました。1日中同じスポットで粘り、得られたバイトはワンバイトのみだったということで、自分のパターンを信じてやり切って得た3位入賞でした。


4th Place Prize 36.5cm 越 海斗 選手

朝イチはヘビキャロで流していったが反応がなく、するとボイルが起こりはじめたのでビハドウでボイル撃ちをしたところ、一撃で釣れたとのこと。ちなみに釣りビジョンの番組「Try B」の入鹿池編を観て勉強をしていて、番組内でボイル撃ちをしていたのがビハドウだったのでマネしてみたのが功を奏した結果となりました。


5th Place Prize 35.5cm 荒尾 一夫 選手

サイズが出ないのはわかっていたものの、どうしても検量をしたいという気持ちが強かったため、朝イチは好調の「赤壁」エリアへエントリー。8時半ごろまではボイルもたまにあり、表層でもバスの反応が得られたりした様子。結果的にはスイッチオントレーラーのヘビキャロで3匹釣ったうちの一番大きい35.5cmをウエイインして5位入賞しました。スイッチオントレーラーはサイズの小ささがちょうどよかったとのことです。


Result

順位 氏名 サイズ(cm) 時間
1 和田 英希 45 10:57
2 杉山 昌史 37 12:33
3 脇坂 敏明 37 12:39
4 越 海斗 36.5 12:50
5 荒尾 一夫 35.5 12:32
6 市川 敦基 33.5 12:30
7 中田 貴 32.5 12:46
8 浅田 有摩 31 11:05
9 中川 瑠凱 30 12:50

Photo Gallery


Category: EVENT


一覧へ戻る