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NORIESA Total Balance of The Highest Peak.

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2017年11月20日

NORIES CUP 2017 亀山湖

2017年11月20日
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NORIES CUP 2017

2017年11月12日(日)、国内有数の“本気でロクマルが狙える”ビッグフィッシュレイクにして、国内最大規模のレンタルボートレイクである亀山湖にて、今年も「のむらボート オープントーナメント ノリーズカップ」が開催されました。
10月末に連続して訪れた台風21号・22号の影響による濁りが色濃く残る亀山湖。台風後にはショットストーミーマグナムなどの大型巻き物での釣果が上がっていたり、濁りによるプラスな影響もありましたが、前日にプラクティスをした方々の話を聞くと、みなさん「厳しい」「釣れない」という声ばかり。そういった状況のなか、昨年の101名を大幅に超える、117名のアングラーがのむらボートに集結。過去最大人数でのノリーズカップ開催となりました。
そして今回もノリーズ プロスタッフが試合に参戦! 田辺哲男プロを筆頭に、亀山湖などで活躍する鶴岡克芳や、大人気フルタイムガイド荻野貴生といった精鋭たちが、本気で試合に臨みました。
また、前回同様にバッグリミットは「1匹」という、参加者全員に優勝のチャンスがある、最後の1投まで気が抜けない勝負。キーパーサイズが30cm以上ということもあり、フィネスでまとめてもウエイインすら難しい(!?)レギュレーションで、みなさんがどんなゲームを展開するのか、非常に楽しみな勝負となりました。

田辺 哲男 荻野 貴生 鶴岡 克芳 伊藤 巧

Report

ノリーズカップとしては初となる秋開催の本大会。出船前には防寒着を着ている方も多く見かける冷え込みの中、117名も参加者が集まることに、亀山湖の人気の高さが伺えます。前日の釣果情報はあまりよくなかったようですが、それでもエキスパートが集まる亀山湖ノリーズカップで100人以上が参加するとあっては大会の釣果に期待が膨らみます。キーとなるのは2週間前の台風2連発による濁り。この濁りによるバスのポジションを見極められるかが釣果を左右したことと思います。


スタート前のミーティングでは、恒例となっている田辺プロからの状況予想と釣り方のアドバイスがあり、「非常にいい感じで太いバスが釣れそうな状況で、小さくまとまってもデコ率5割、大きくまとめてもデコ率5割。ノリーズカップの1本リミットルールだとちょうどいいかな。最後の1投にビッグフィッシュが来るかもしれないから、そういう意味ではとても面白い状態だと思います。ノリーズカップでデコった人はいないというくらいに、最後まで諦めずに、思い付くままに頑張ってきてください」。ということでした。


ひと通りレギュレーションと注意事項の説明がされた後、予定よりも少し早めにスタート! 濁りが色濃く残る本湖方面か、少しでもクリアアップしている川筋上流か、思い思いのエリアへ一斉に散らばって桟橋から離れます。11月の開催ということで帰着時間は12時30分。競技時間は5時間ちょっとしかないということで、会場ののむらボート付近で釣りをされている方が多かったように感じました。


おりきさわ上流から笹川筋までひと通り様子を見て回りましたが、本湖周辺から長崎あたりまでのエリアに人が多く、また、カバーを撃っている選手が多かったように感じました。おりきさわ上流はクリアアップしており、サイトフィッシングでビッグサイズを狙う選手も。田辺プロは「NF60」や「ボルケーノグリッパー」をメインにゲームを展開したようですが、ビッグバイトがあったもののキャッチには至らなかったようです。


検量には117名中 36名がウエイイン! ウエイイン率は31%という結果でした。競技時間が短い中でもしっかりと釣果が集まり、グッドサイズも持ち込まれていました。検量しながら田辺プロにマイクパフォーマンスで盛り上げていただくと、スピナーベイトで複数本釣っている方や、パワーフィネスでカバーを釣ってきた方など、パターンを捉えた選手はいい釣りを展開できたようです。


表彰式の前には、田辺・荻野 2名によるセミナーが開催され、「当日の釣り」「マグナムクランクの使いどころと使い方」「ウインドレンジ デカコロ」「レディバランス」「60クラスのデカいバスが好むルアーの動き」などの話をしていただきました。 セミナーと表彰式の後は、おなじみのじゃんけん大会。豪華賞品が多く、会場は非常に盛り上がりました。


TOP 5 Angler’s Pattern

順位 氏名 ウエイト(g)
1 鈴木 進一 選手 1,695g
2 高橋 秀光 選手 1,420g
3 松本 直之 選手 965g
4 田中 祐介 選手 960g
5 鈴木 貴志 選手 905g

Winner 1,695g 鈴木 進一 選手

「先週、『のむらボート前』から『ばあさんワンド』までのシャローで50cmアップが2本釣れていたので、シャローがありだと思って『エスケープツイン』の7gテキサスリグでその釣りをしました。藤林に行ったりもしたんですけど人が多かったし、水温が上がる日中にはシャローをやりたくて。結局、『のむらボート』のエンジン船横のアシの最奥にウエッピング気味に入れて釣りました。色はタナベセレクトで。
田辺プロ「ブルー! かっこいいじゃないですか! 今日は何バイトありました?」
「今日は1バイト1フィッシュでした。先週はマメばっかり釣れたんですけど、今日はマメは釣れなくて」。
田辺プロ「1バイトをキャッチして49.5cm。いいですね! やっぱりシャローだよね。激浅の20~30cmぐらいのところでしょ。土バンクのね。スーパービッグはそういうところにいたってことだよね」。


2nd Place Prize 1,420g 高橋 秀光 選手

おりきさわ上流でパワーフィネスの釣りを展開したという高橋選手。 「先週は、濁りが取れはじめたところのカバーでキロアップが釣れていたので同じ釣りをしようと思っていたら、先週よりもかなりクリアアップしてたので、さらに上流まで上がっていって。10時半ぐらいの温まってきたかなーというぐらいのタイミングで1,400gが釣れました」。
田辺プロ「ルアーは?」
「『カメラバ3.5g』にトレーラーはジャンボグラブをちぎったものを付けて」。
田辺プロ「完璧なカメラバ使いですね。水深はどれくらいで釣ったの?」
「レイダウン絡みではボトムで釣れて、浮きゴミ系は表層から1mぐらいで釣れました」。 一日を通して2本釣ったうちの1本が1,420gのビッグサイズで2位に入賞されました。


3rd Place Prize 965g 松本 直之 選手

「スイングインパクト2.5”」をカバーがあろうが無かろうが関係なく、とにかくどこにでも撃っていったとのこと。釣れたのはトキタワンドの上流の大きなレイダウンのスポットで、
田辺プロ「すごい見事なレイダウンだけど、あそこで釣ったことないんだよね。だぶんみんなが撃つからオレの釣りでは魚が食ってこないんだろうね。だからプレッシャーの高いところで食わせの釣りだから釣れたということでしょうね。いっぱい釣れたんでしょ?」
「今日は9本」。
田辺プロ「9本!? やっぱその手の釣りですよ。いっぱい釣るならね」。


4th Place Prize 960g 田中 祐介 選手

同船者からもらった「シュリルピン」のダウンショットリグで、ボトムより少し上をルアーがスイミングする感じで釣ったとのこと。場所はトキタワンド。一日を通して6本釣ったとのことで、
田辺プロ「6本も釣ったの? すごいなシュリルピン。なるほどね、シャローでその食わせで釣れるってことは、ワカサギが入ってるんだね」。


5th Place Prize 905g 鈴木 貴志 選手

サイトフィッシングをメインパターンに考え、朝イチに猪川に入ったらボイルしていて、浮きゴミ周辺で虫パターンで釣ったとのこと。
「最上流にも行ったんですけど魚はまったくいなくて、スロープ付近に魚が多かったので、そのへんで釣りました」 。
田辺プロ「スロープ付近は濁ってなかったの?」
「ちょうど濁りとクリアの中間ぐらいでした」。
田辺プロ「魚は何本釣ったの?」
「虫で2本と、ストレートワームで1本、計3本釣りました」。


Summary

肌寒くなってきた11月に開催となった今大会。120名近い参加者に集まっていただき、非常に盛り上がった大会が開催できたかと思います。また、釣果としてもシャローで1,700g近いビッグフィッシュが釣れ、亀山湖というフィールドの難しさも楽しさも感じられたのではないでしょうか。主催の「のむらボート」には田辺哲男プロをはじめ、ノリーズのプロスタッフたちが毎週のように通っています。バスフィッシングについてわからないことがあれば誰にでも気軽に質問していただいて大丈夫ですので、ボートハウスでも湖上でも話しかけてみてください。
田辺プロ「亀山湖周辺でこれまでバスフィッシングには開かれていなかった湖でも続々と解禁になっている状況ですが、ボート屋さんがバスフィッシングで利益を出していける状況が進むほどに、行政と釣りが関わっていき、結果としてバスフィッシングが守られていけるようになる、というのが理想の形だと思います。また、バスはもう新たに放流することができない中で、様々なレイクにアングラーが分散することで、今いる貴重な個体が生き残って子孫を残していく確立も増えることがいいことだと思います。そういう意味でも、千葉県は日本の中でも最強のバスレイクが多くなってきている状態ですね。あとはみんなが、小バスでも1匹のバスとして丁寧に扱ったりしてバスを大切にしていけば、あとはボート屋さんがちゃんとバスの面倒を見てくれますから。そのためにも、みんなも仲間を増やしてレンタルボートを利用してもらえればなと思います。ノリーズとしても、みんなが一生バスフィッシングを楽しめるような、釣れるルアーを作っていきたいと思っています」。

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